農事組合法人 百姓倶楽部

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代表挨拶−百姓倶楽部とは?

 

百姓倶楽部は、農業者のやりたいことを実現しよう、という考えから誕生しました。

高度成長期に求められた、生産性だけを追及するような農業ではなく、農産物が本来持っている自然の力を生かすにはどうすればいいのだろうか、と考え、消費者が求める農産物を育てよう、という観点から、農業者が自由に活動できる環境作りを目指しています。

 

1.    農業者の集まりとして

百姓倶楽部は、やる気のある農業者が集まり、倶楽部的な活動を通じて、自分たちが成長していけるような組織作りを考えています。

他から強制されるのではなく、自分の発想で活動していく、そんな個人が集まって組織になっていく、それが百姓倶楽部だと考えてます。

 

2.    土づくり

農業の基本は土、だと思います。

戦後の経済成長に合わせ、農業も生産性が追及されました。それ自体は素晴らしいことですが、そのなかで「土」の役割が忘れられてしまいました。本来「土」が農作物を育てるのに、まるで化学肥料によって育てられるような錯覚をしてしまいました。

百姓倶楽部では、「土づくり」も、仕事のひとつと考えています。

同じ農産物でも、「地力」のある農地と「地力」の無い農地では、味・成分などが違ってきます。農産物は形や見た目のよさ、ではなく、味や成分がいのちです。

堆肥を使って肥沃な農地を作っています。

 

3.    「食」のリサイクル・ループ

堆肥作りは、農業者の大事な仕事、です。

百姓倶楽部では、堆肥センター事業を通じて、地域の生ゴミを農地に還元し、安心・安全な農産物へと生まれ変わらせる、そんな活動をしています。

堆肥は土づくりの基本ですから、自分たち自らが良い堆肥を作ることで、農地は豊かになっていき、美味しい農作物が育ちます。

百姓倶楽部では、スーパーマーケット「カスミ」さまや、社団法人日本フードサービス協会「JF」さまなど、日本を代表する「食」の産業と提携することで、「食」のリサイクル・ループを実現しています。

 

百姓倶楽部では、以上のような活動を通じて「地産地消」を可能にし、持続性のある農業を創っています。

 

農事組合法人百姓倶楽部

代表理事 石島和美